■JULIA GORTON
“NOWHERE NEW YORK: DARK, INSULTING + UNMELODIC”■
JULIA GORTON
“NOWHERE NEW YORK: DARK, INSULTING + UNMELODIC”
FUÜDOBRAINにて販売開始。
後世から再構成された「No Waveの歴史」ではない。
その場にいたひとりの人間が、まだ何者でもなかった彼らと同じ時間を過ごし、同じ部屋、同じクラブ、同じ夜の中から撮った記録である。
1976年、デラウェアからニューヨークへ移り住んだJulia Gorton。Parsons School of Designに通う一方、彼女はカメラを手にCBGB、Hurrah、Tier 3、Squatをはじめとするダウンタウンの現場へ入り込み、1976年から1980年にかけて急速に形成され、消えていったPUNK/NO WAVE周辺の人物と風景を撮影した。
本書に収められているのは、Lydia Lunch、James Chance、Richard Hell、Debbie Harry、Tom Verlaine、Dave vanian, Brain James, Stive Bators, Patti Smith、David Byrne、Iggy Pop、Billy Idol、Anya Phillips、Glenn Matlockら。しかし、この本の価値は有名人物のポートレートが並んでいることだけではない。
アパートの一室、夜通し営業するダイナー、違法なアフターアワーズ・クラブ、ほとんど人影のない通り、演奏場所とも呼び難い薄暗い地下空間。ステージ上の「完成されたスター」ではなく、その音楽と文化がまだ名前や市場価値を持つ以前の生活圏そのものが写されている。
Gortonは外部から訪れた報道写真家ではなく、ミュージシャン、アーティスト、ファン、編集者たちと同じコミュニティにいた当事者でした。だからこそ、被写体との距離が異常なほど近い。構えた記念写真では消えてしまう警戒心、退屈、虚勢、緊張、親密さまで、その場の空気として残されている。
強烈なコントラストを持つモノクローム、フラッシュによって切り取られた表情、DIYのレタリングやコラージュを思わせる誌面構成。それらは時代を懐古的に美化するためではなく、当時の不安定さと荒さを、そのまま一冊の造形に定着させるためのものである。
全192ページに170点の写真を収録。Lydia Lunchによる序文、作家・批評家Lucy Santeによるエッセイに加え、Thurston Moore、Rick Brown、Amy Rigby、Robert Sietsema、Michael McMahon、Simeon Gallu、Kristian Hoffman、Linda Ramoneなど、現場を知る人物たちの証言も掲載されています。写真と複数の声を組み合わせることで、単なるイメージ集ではなく、ひとつの共同体がいかに生まれ、短期間で燃焼したのかを立体的に伝える内容だ。
Gortonの写真は、Thurston Moore/Byron Coley編著『NO WAVE: POST-PUNK. UNDERGROUND. NEW YORK. 1976–1980』をはじめ、数々の書籍や媒体で紹介されてきました。本書は、その膨大なアーカイブを撮影者自身の視点で編み直した、彼女にとって初の写真集。
JULIA GORTON
1976年、18歳でデラウェアからニューヨークへ移り住んだ写真家、デザイナー、ヴィジュアル・アーティスト、ジュリア・ゴートン。
パーソンズ・スクール・オブ・デザインに通う傍ら、CBGB、Tier 3、Hurrahといったダウンタウンの現場へ足を運び、急速に形成されていったPUNK/NO WAVEシーンをポラロイドで撮影。Theoretical Girls、Mars、James Chance and the Contortions、Lydia Lunch、DNAをはじめ、既存のロックの形式を拒絶した音楽家やアーティストたちの姿を記録していった。
彼女は後世からその時代を振り返った“記録者”ではない。
NO WAVEファンジン『BEAT IT!』のフォトグラファー、クリエイティブ・ディレクター、発行人として、1976年から1980年のニューヨーク・アンダーグラウンドに当事者として入り込み、その内部からシーンを誌面へ定着させた人物である。
強烈なコントラストを持つモノクロ写真。
切り貼りされたグラフィック。
DIYによるレタリングと、意図的に崩された誌面構成。
ゴートンの作品は、音楽家の姿だけを記録したものではない。まだNO WAVEという言葉さえ定義されきっていなかった時代の速度、緊張、退廃、そして都市に漂っていた不穏な空気そのものを封じ込めている。
その写真は『New York Rocker』『NO MAGAZINE』『The New York Times』『Dazed』『i-D』などに掲載され、ORK Records、Lust/Unlust、ZE Recordsをはじめとするインディペンデント・レーベルの作品にも使用。Thurston MooreとByron Coleyによる重要資料『NO WAVE: POST-PUNK. UNDERGROUND. NEW YORK. 1976–1980』にも数多く収録されている。
さらに、MoMA、メトロポリタン美術館、ブルックリン美術館、ニューヨーク市立博物館などでも作品を展示。現在も写真、コラージュ、ZINE、Tシャツといった媒体を横断しながら、当時から一貫する独自の視覚言語を更新し続けている。
歴史として整理される以前のNO WAVE。
その名もなき瞬間を、最前線で目撃した一人。
ジュリア・ゴートンの作品は、失われたニューヨークの回顧録ではない。
現在まで生き続ける、アンダーグラウンドからの一次資料である。
本書には、ジュリア・ゴートン本人による直筆サイン入りカードが付属します。
カードに使用されたのは、1977年、ニューヨークのデランシー・ストリートで撮影されたLydia Lunchのポートレート。印刷されたサインではなく、一枚ずつ本人が直接ペンを入れた特別仕様です。
NO WAVE誕生の現場を内部から記録した写真家本人の筆跡が添えられることで、単なる購入特典ではなく、作品と撮影者を直接つなぐ一枚となっている。
※カードのサインやメッセージには個体差があります。数量限定につき、なくなり次第終了となります。
海外出版物につき、輸送時に生じたわずかな擦れや角の傷みなどが見られる場合があります。あらかじめご了承ください。
NOWHERE NEW YORK: DARK, INSULTING + UNMELODIC
Photos by Julia Gorton
Foreword:Lydia Lunch
Essay:Lucy Sante
192 pages/170 photographs
10 × 10 inches
Black & White
Softcover
Self-published
publication:2024
publisher:Julia Gorton/Self-published
ISBN:979-8-218-03256-2
https://www.instagram.com/julia_gorton_nowave/
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